ケネス・ロゴフ:ビットコインは大幅下落へ

ハーバード大学Kenneth Rogoff教授が、ビットコインの長期的な減価を予想した。
仮想通貨の犯罪利用を許すべきでないとし、各国の規制が仮想通貨の価値下落の引き金になると言う。


ビットコインは10年後には今の価値よりはるかに低い価値になっているだろう。

ロゴフ教授がCNBCで、ビットコインの長期的衰退を予想した。
10年後には、ビットコインは100千ドルより100ドルになっている可能性の方が高いだろうと言う。
「美しいから保有されている」とのビットコイン信者の言には「ナンセンス」と斬り捨てている。
ロゴフ教授は、仮想通貨が通貨としての使命を果たしていない点を強調する。

「基本的に、資金洗浄・脱税の可能性を除外すれば、取引の手段としてほとんど使われていない。」

通貨としての本来の役割を果たさず、犯罪の片棒ばかり担ぐのであれば、社会的存在意義を認めるのは難しい。
社会として採りうる対処は禁止または厳しい規制とならざるをえない。
ロゴフ教授は、それが仮想通貨の価値を下落させると話す。


「引き金となりうるのはもちろん規制だ。
一晩でそうなるのではなく、世界的な規制が必要だ。
米国・中国が禁止しても、日本がしなければ、日本で資金洗浄できてしまう。」

日本は、仮想通貨を禁止・規制するのではなく管理しようとしている。
ブロックチェーンは楽しみな技術であり、その通貨への適用に可能性がないわけではない。
すべてをNoとするのではなく、いい面を生かせないかと言うことだろう。
しかし、そうしたプラス思考も、国際的に足並みが揃わず、十分な管理がなされなければ、悪の巣窟とされかねない。
今月19-20日にアルゼンチンで開催予定のG20財務相・中央銀行総裁会議では仮想通貨規制案が議題に上ると伝えられている。

「私は価値がゼロになるとは思っていない。
世界の金融システムの外にいて、投資を受けられないゴロツキ国家が受け入れ続けるだろうからだ。」

教授は昨年上梓した著書『現金の呪い』で現金から仮想通貨に至るまで幅広い通貨の形態について論じている。


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