ガンドラック:米ドル相場の周期性

新債券王ことDoubleline CapitalのJeffrey Gundlach氏が、コモディティ関連投資を推奨する前提について説明している。
あわせて、経済が順調に推移することを前提に、もう1銘柄ETFを紹介している。


私たちは15,000メートル上空から見ている。
比較的確信度の高い考えの一つは、ドルがさらに大きく下げるというものだ。
ユーロ圏の口調がよりタカ派的になるとも言った。

ガンドラック氏がBarron’sのインタビューで、コモディティを推奨した理由を詳述している。
理由の1つ目は米ドル安が予想されることだった。
ガンドラック氏は米ドル相場に半周期8年の高い周期性があることを指摘する。

米ドルの実効為替レート(対主要通貨)
米ドルの実効為替レート(対主要通貨)


「8年間の上昇が終わったところで、昨年は大きく下げた年になった。
・・・
ドルのトレンドを破る下げの年があると、その後も同様の弱い相場が続く。」

ガンドラック氏は今回もこの周期性が再現すると予想している。
2つ目の理由は好調な世界経済だ。
ガンドラック氏は「ある種の甚大な地政学的ショックがない限り」との条件をつけながらも、足元で不況に陥るカタリストは見当たらないと話している。

こうした前提から、ガンドラック氏はコモディティの強気相場継続を予想している。
具体的推奨はブラジル株のETFと保守的なMLPだった。
実は、ガンドラック氏は、経済が好調であることを前提として、もう1銘柄推奨している。
安全なフィクスト・インカムが望ましいが、金利上昇が怖いという投資家向けにLIBOR上昇で恩恵を受けるETFを挙げている。
優先弁済順位の高い銀行ローンに投資するPowerShares Senior Loan Portfolio ETF(BKLN)である。

「銀行ローンは流動性が低いがBKLNはETFなので、個人投資家も買いやすい。
LIBORは上昇してきたのでファンド利回りはフィーを差し引いても4%ある。
・・・
金利にもとづく低ボラティリティな投資を望み、米10年債の倍近い利回りが欲しい投資家にはいいだろう。」

ガンドラック氏は同ETFについて、フィクスト・インカム市場でよい利回りを得る比較的安全な方策と話している。
ただし、こうした投資対象もリーマン危機のような深刻な不況の際には思わぬ急落を逃れられない。
ガンドラック氏は、あくまで不況が来ないことを前提とした推奨だと付言している。
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