バフェット:後継人事とビットコイン

ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイで2つの動きがあった。
後継者構想に関連すると思われる人事とビットコインに関する発言だ。


後継関連人事

バークシャー取締役会は9日付で取締役を従来の12名から2名増やし14名とすることを議決した。
10日にバークシャーが公表した。
新たに選任されたのはGregory E. AbelとAjit Jain氏の2人。
アベル氏は保険以外担当の副会長、ジェイン氏は保険担当の副会長に就任した。

グレゴリー・E・アベル氏(55)
PWCでエネルギー企業を担当した後、1992年バークシャーのエネルギー部門に着任、現在はBerkshire Hathaway Energy Companyの会長兼CEO。

アジット・ジェイン氏(66)
マッキンゼーでコンサルティングに従事後、1986年にBerkshire Hathaway Insurance Groupに着任、現在National Indemnity Company上級副社長兼バークシャー再保険部門責任者。


コングロマリットのゆくえ

いずれもバフェット氏やチャーリー・マンガー副会長のような純投資の投資家ではなく、事業会社の経営者だ。
バークシャーというコングロマリットは有機的な事業体の結合というよりは、優れた事業への持ち分が発展した事業持株会社という色彩が強い。
保険事業は資金調達の手段としての意味合いもあるが、その他、エネルギー、食品、メディア、鉄道、・・・
必ずしもシナジーを求めず、事業間をつなぐものはバフェット氏であり、マンガー氏だった。

今後世代交代が進み、アベル氏またはジェイン氏が承継するなら、この構造は崩れることになるかもしれない。
そうなれば、コングロマリットの秩序だった分解と言えよう。
その時、価値が増えるのか減るのかが注目される。
現在のバークシャーA株のPERは21倍を超えたところ。
このバリュエーションにはコングロマリット・ディスカウントが掛かっているのか、あるいは、バフェット・プレミアムが乗っているのか。
それが興味の的だ。

ビットコインは悪い終わり方をする

バフェット氏いわく:
「仮想通貨について言えば、一般論で言って、悪い終わり方をするとほぼ確信している。」

マンガー氏いわく:
「ビットコインや他の仮想通貨はバブルだ。」

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