グロスとガンドラックが重視した金利の抵抗線

米長期金利が2.4%の抵抗線を破るかどうかで米市場が揺れている。
ルールと市場に重きを置く金融政策運営を唱えるジョン・テイラー教授が次期FRB議長に決まりそうとの報道で、24日の米長期金利は2.4%を超える水準で終わった。


債券の強気相場にとって真実の瞬間がやってきた!
すぐに十分に回復しなければ、訃報を書くことになる。

新債券王ジェフリー・ガンドラック氏が昨晩こうツイートした。
真実の瞬間とは本格的に債券が弱気相場入りする瞬間のことだ。

米10年債利回り
米10年債利回り


債券王ビル・グロス氏は今月初め長期金利2.4%が重要な節目になると話していた。
同水準は今年5月と7月に試されたが、いずれも跳ね返されている。
グロス氏は「経済が強く、賃金が上昇すれば、2.40%を抜け上昇していく」と予想していた。
昨日のガンドラック氏のツイートと合わせて考えれば、債券の世界に君臨する王2人の意見が一致したことになる。
この上昇が今後も続くのか、それとも三度跳ね返されるのか、市場の関心を集めることになろう。

ガンドラック氏は16日、2年債利回りについてもツイートしている。

「2年債利回りは再び上昇に転じた。
1.56%を超えて終われば(上昇が)加速するだろう。
金利が低いからS&P 500の(高い)PERも大丈夫という声がまだ聴かれる。
しかし、金利は上昇している。」

金利が上昇基調に入れば、現在の米国株の水準が正当化されなくなるというわけだ。
波及する範囲は米国株だけではないだろう。
米金利上昇はドル高要因であり、あとしばらくは日本株にも上昇要因として働くだろう。


日本株の上昇は日銀の金融政策にも嬉しい影響を及ぼしている。
日銀は最近の株高の間、ETFの買い入れを見送っている。
日銀のステルス・テーパリングは国債だけでなくETFにも及んでいるのだ。
まさに「量」の優先順位は相当に低いと暗に認めたものであろう。


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